これは、先に連合自治会ブログで紹介された「新しい介護予防・日常生活支援総合事業について」の記事に沿って要約したものです。

地域のつながりを希薄化した要因

 地域の希薄化をもたらした要因としては、内閣府の調査によると様々な点が指摘されています。例えば、「コミュニティ:生活の場における人間性の回復」においては、①交通機関の発達等による生活圏の拡大、②人口の都市集中、③生活様式および生活意識の都市化、④機能集団の拡大、⑤行政機能の拡大、⑥家族制度の変革、⑦農村における生産構造の変化が、地域の希薄化の要因として列挙されています。

 これらの結果として、①地域に対する親近感の希薄化、②近所の人々の親交を深める機会不足、他人の関与を歓迎しない人の増加などがあります。

 

深い近隣関係を望まない人が増えてきている

内閣府の調査では、隣近所との望ましい付き合い方は、「なにかにつけ相談したり、助け合えるようなつきあい」と答えた人の割合が、73年の35%程度から2003年には20%程度にまで低下しています。その一方で、「会った時に、挨拶する程度のつきあい」との回答割合が15%から25%に高まっています。これは人々の求める地域のつながりが、深いものから浅いものへと変化していることを意味しており、意識面からも地域のつながりの希薄化が進んでいると言えます。

 

多くの人は困ったときに助け合う関係を望んでいる

 しかし別の調査では、「住民全ての間で困ったときに互いに助け合う」と回答した人と「気の合う住民の間で困ったときに助け合う」と合わせて6割を超えています。このように、多くの人は、日常的には深い関係は望まないものの、困ったときに助け合いたいとの希望を持っており、いざというときは近隣関係を頼りにしています。

 

感想

 このことは、正に八郷西地区にも当てはまることで、意識的には希薄化していますが、困ったときには助け合いたいとの希望を持っています。

 そのためには、地域住民が自然に触れ合える仕組みづくりを構築しなければならない必要性を痛感致しております。

本件に関し住民皆さんのご意見を八郷西自治会協議会までお寄せ頂きたくお願い致します。

八郷西自治会協議会長 久保田領一郎