平成29年12月17日
発行者:自治会長 小田あけみ
☆ 鳥獣被害防止総合対策事業推進協議会
表題の協議会に、新たに下野・八郷地区の7町が参加するにあたり、11/25に検討会議が開かれ、伊坂台も参加する自治会の一つとして出席しました。
この協議会、とても漢字が多くて分かりにくいのですが、簡単に言うと、イノシシやシカなどの獣害対策を話し合う会です。伊坂台においても、高速道路の建設に伴い、イノシシなどの野生動物が出没し、怖い思いをされている住民がおられます。現在、猟友会のご協力のもと、3丁目に罠の檻を1台設置していますが、1丁目にももう一台欲しいとの要望が出ておりました。
この会議では、各町の獣害対策の現状をシェアしました。その中で、印象に残った効果的な獣害対策をご紹介します。困っておられる方は、是非お試し下さい。
○消石灰を撒く・・・イノシシは、ミミズを求めて鼻で土を掘り返します。その時、消石灰が撒かれていると、鼻に貝殻が刺さり(消石灰は、貝殻を焼いて粉にしたものだそうです)、痛いので、次からは同じ場所に来なくなるそうです。
○竹に空き缶を刺したものを地面に刺す・・・これは、畑の周りにされているそうで、土を掘り返す時に音が鳴るので、ビックリして、来なくなるそうです。
また、この会議には、猟友会の方も参加していて、問題提起をいただきました。
●猟友会メンバーの高齢化・・・伊坂台の檻を、週2回見に来てくださっている方は、現在77歳。あと3年して、80歳になったら、活動を辞めるつもりだとおっしゃっているそうです。
●無報酬での活動・・・檻の見回りは、全くの無報酬です。イノシシなどがかかれば、1頭につきいくらかのお金が市から支払われるそうですが、イノシシがかからなければ、経費はかかる一方です。ガソリン代や、猟銃の弾代など、馬鹿にならないそうです。
この問題提起を受け、伊坂台として、檻の見回り体制づくり(週1回)、猟友会の方へのお礼(年1万円~3万円)の支給など、考えていかなければならないと思いました。この会議で、1丁目に新たに檻を一台いただけることになりましたので、見回りは2ヶ所に増えます。今後、役員会や組長会で、みなさんのお知恵をお借りしながら、良い方法を見つけていきたいと考えています。