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寿会だよりブログ版では、会長の雑感を不定期で掲載することと致しました。
掲載場所は、寿会だよりの号外欄です。寿会だよりとあわせてお読みください。
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【社会参加・交流・・・久保田領一郎】
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5月8日の夕刊、9日の朝刊に各紙一斉に認知症の記事が掲載されておりました。内容は、ある紙によれば(認知症、迫る「7人に1人」、仕事・介護両立困難→損失9兆円)、(認知症2040年に584万人「前段階」含めると3人に1人)と衝撃的な記事でした。
認知症予防には、食事、運動、
社会参加が効果的だと言われていますが、社会参加の機会として、自治会、特に老人会等の参加は年々低減傾向にあります。
人間は群れる動物であり、特に日本人は古くからの農業で共生社会を営んできました。日本人の体内のDNAには仲間を求める遺伝子が脈々と受け継がれてきました。それが近年になって希薄になり、認知症の危機が叫ばれています。
人と話をすることは、脳を活発に使います。下手なことを言えば嫌われますし、あまりオベンチャラを使えば、自分が嫌になってしまいます。そうならないために、頭を使うのです。これが認知症予防に大いに効果があるのです。
認知症になれば、最終的に人間の尊厳を失うことになります。自分が生きて来た人生を大切にするために、徹底的に認知症と闘いましょう。
そのためには、地域活動の一環として、高齢者が集える仲間づくりが必要です。
四日市市でも、もう専門職では高齢者を支えられない互助の力を活用しながら、地域全体で高齢者を支える仕組みづくりが熱望されています。地域住民、ボランティア、NPOなど多様な主体に担い手として活躍してもらうことで、専門職は、身体介護などの専門的なサービスへシフトせざるを得ない状況になってきています。
今こそ認知症対策のための
地域再生の時期ではないでしょうか。 以上
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