皆さまにお伝えしているシリーズ第六回目です。
地域への貢献意識は高まっている
人々の社会への貢献意識の内閣府の調査推移を見ると、「何か社会のために役立ちたい」と考える人は長期的に高まる傾向にあり、90年以降は60%で推移している。さらに具体的にどのように貢献したいか尋ねた結果を見ると、「自然・環境保護に関する活動」を挙げた人が38%、「社会福祉に関する活動」が36%、「自治会などの地域活動」が35%と、地域活動を通じて社会に貢献したいと考えている人が多いことが分かる。つまりこれらの結果を合わせると、地域への貢献意識が高まっていることが見てとることができる。
また、NPOやボランティア活動へ現在参加していないが、今後は参加したいと希望する人の割合は52%で、今後も参加したくないと考える人の38%を大きく上回っており、地域への貢献意識の高まりが反映された結果であると考えられる。
しかし、このように参加意識が高いにも関わらず、先に示したように実際の参加は低迷しているのはなぜだろうか。NPOやボランティア活動に参加できない要因について尋ねてところ、「活動する時間がない」との回答が36%と最も多かった。これは地域活動への参加の壁として時間的制約があることを示している。また「参加するきっかけが得られないこと」が14%、「身近に団体や活動内容に関する情報がないこと」が7%であるなど、地域活動に関する情報不足、身近に魅力的な活動が存在しない点も制約となっている。つまり、せっかく地域への貢献意識は高まっているにもかかわらず、さまざまな壁によってこれが活かされていない状態にある。
感想
助け合いの地域を作る上において、自治会活動は最も身近な社会貢献活動です。
ケネディの有名な言葉を、捩って、「地域があなたのために何をしてくれるかを問うのではなく、あなたが地域のために何を成すことができるのかを問うて欲しい」をもう一度思い返して欲しいと思います。
なお、地域の情報として八郷のホームページに貴重なあなたの提案をお待ちしております。
八郷西自治会協議会長 久保田領一郎