皆さまにお伝えしているシリーズ第十一回目です。シリーズ第七回で助け合いの精神について掲載させて戴きました。そして助け合いの精神が発揮される仕組みの大切さに触れさせて戴きました。

日本の先人たちはそのことを既に知っていました。我々日本人のDNAの中に組み込まれているのです。エルトゥールル号遭難事件を振り返り先人たちの善行に思いを馳せてみました。

 

エルトゥールル号遭難事件

エルトゥールル号遭難事件は、明治23年9月に起きたトルコ軍艦の台風による遭難に対して紀伊大島の住民が村を挙げて乗組員600名中69名を救出したことである。その後、約95年後イラン・イラク戦争が起こり、イランにいた多くの日本人が国外への脱出のため、空港に集まったが飛行機がなく、パニック状態になっていた時、トルコが2機の航空機を派遣して215名の日本人を救ったことである。

「積善の家に余慶あり」 大島の村人たちが自然に行った善行が95年の歳月を経過して、トルコの温情が日本人を救ったことである。

これまた、涙なしでは見ることができませんので、タオルのご用意を!

八郷西自治会協議会長 久保田領一郎

 

 

 

参考

エルトゥールル号遭難事件