各種メディアで、報道されているように、今、従来の特殊詐欺に加えて「SNS型投資詐欺、ロマンス詐欺」の被害が後を絶ちません。被害金額も皆さんが想像している以上に大変なことになっていま
す。

9月末現在の数字が添付チラシに載っていますので確認してください。

きっと驚かれることと思います。

昨日は、津市で70代女性が約7000万円の特殊詐欺被害に遭いました。

今年県下で発生した同詐欺被害の最高額となっています。

どうして被害に遭うのか、考えると見えてくるものがあります。

それは、送られてきたメールや広告を見て、相手に連絡をしてしまう行為です。

相手が誰であれ、警察や公的な名前を名乗っても、家族を名乗って

不審な点があれば、必ず指示された連絡先に電話する前に確認してください。

そのひと手間が、詐欺の被害からあなたを守ってくれます。

最近よくある息子をかたる詐欺で、「会社の同僚(又は上司等)と不倫をして子どもが出来た。

夫にバレて弁護士に示談金を払わなくてはならない」というケースが多数発生しています。

皆さんの家にこのような電話がかかってきたら、どう対応されますか。

『なんてことしたの!! どうするの??』と相手の話に引き込まれてしまうでしょうか。

それとも『自分のしでかしたこと、自分で何とかしなさい』と言って取り合わないでいられますか。

相手が「じゃあサラ金で借りるからもういいわ」と畳みかけてきたらどうしますか。

自分の息子や孫がそう言って泣きついてきたら『何とかして助けないとダメだ』と多くの方は思うことでしょう。

しかし、この金額が300万、500万と高額だったらどうしますか。

たった一本の電話で相手の顔も見えない電話やメールで、お金を用立てて大丈夫ですか。

犯人は身内を思う優しい心につけ込んでお金を奪いにやって来るのです。

先に書きましたが、『確認する』このことが大変重要となります。

あわてさせ、すぐに用意して!などと言う言葉に、惑わされないようにしましょう。

お金を準備する前に、渡してしまう前に、あなたが知っている・覚えている・記録している息子や孫の電話番号に確認の電話を入れましょう。

連絡がつかなければ、警察へ「こんな電話がかかってきた」と通報してください。まずは冷静になること。

このような電話がかかってくると、誰もが動転して正常な対応が出来なくなる可能性が高いです。

目のつくところに、詐欺に注意!!とのメッセージを貼るといいかもしれません。

また、家族間で大きなお金が必要となった時には、電話では受け付けず、必ず目の前で直接本人が頼む、そして理由を説明すると決めておくことがいいかと思います。

長々と書き連ねましたが、犯人の卑怯な手口にダマされて、これまで築き上げた大切な物を壊されて、失くしてしまわないように、どうか皆さん本当に気をつけて下さい。

疎遠にしている家族の方がいらっしゃるようなら、定期的に連絡を取りあってください。

家族を守るのはあなたです。そして自分自身も防犯意識を高めましょう。

幾つかのチラシを添付します。ご参考になればと思います。

投ロマ(R6.9末)横サイネージ(PDF)