8月7日の健康づくり教室は、急きょ薬剤師の講師をお招きして、「熱中症について」の講習会を開催しました。
山分町の夏祭りに向けての太鼓や鐘の練習のため、集会所は少し手狭になっています(^-^;


熱中症について多くの方に聞いていただきたかったのですが、なぜか今回の参加者はいつもの3分の2ほどでした( ´Д` )

参加できなかった方々のために、以下に講習会の要旨を紹介いたします。

【熱中症について】

・熱中症は、日射病と異なり、屋内外のどこででも起こります。田・畑・浴室・寝室など。

・寝不足や病気で体調の悪い人が発症しやすくなります。

特に、高齢者の方は体内の水分量がもともと少なく、のどの渇きを感じにくいため注意が必要です。

熱中症を防ぐには・・・

・日頃から自身の体調を整え、暑さに備えた体力づくりをします。(決して無理はしない事)

・屋外では帽子や日傘を利用し、服装を工夫するなどして、暑さを避けます。

・室内では極力エアコンを使用してください。(室温は24℃以上28℃以下が目安です)

・水分はこまめに補給してください。(2時間おきにコップ1杯ほどが目安です)

特に、朝起きたとき、入浴前、入浴後、就寝前は必ず水分補給しましょう。

・カフェイン、アルコールの含まれる飲料はかえって脱水の危険があるので、控えましょう。
 暑いときのビール、爽快感はありますが、水分補給にはなりません!ご注意を。

・汗をかく運動や仕事中は、30分ごとに休憩を取り、水分および塩分を補給しましょう。

その際、一度に大量の水を飲むのは止めましょう。(水中毒の危険があります)
※「水中毒」とは大量の水を一度に飲んだために体内で水を処理できなくなる状態です。


熱中症の症状と対処法

症   状

 

対 処 法

筋肉がつる・汗が止まらない
めまい・立ちくらみ
涼しい場所に移動する
水分・塩分を補給する
体がだるい
頭痛(頭がガンガンする)
吐き気・嘔吐がある
涼しい場所で足を高くして寝る
水分・塩分を補給する
自ら水分補給できない場合は病院へ
(自分では対応できない状態)
ふらふらになっている
意識がない

痙攣が起きている

助けを求める、救急車を呼ぶ
同時に、涼しい場所に足を高くして寝かせる。水や氷で、首・わきの下・太ももの付け根を冷やす


熱中症が疑われるとき(脱水状態の場合)は、スポーツドリンクより経口補水液の方が良いそうです。一家に一本備えておくのも良いかもしれませんね。

※但し、経口補水液は病者用食品です。水やスポーツドリンクのように飲むことには注意が必要です。メーカー(大塚製薬)のホームページのQ&Aをご紹介します。

(質問)高血圧、腎臓病、糖尿病等の疾患のある方でも飲めますか?

(回答)経口補水液(オーエスワン)にはナトリウムとカリウムが比較的多く含まれており、また100mLあたりブドウ糖が1.8g含まれていますので、食事指導を受けていらっしゃる方は、かかりつけの医師にご相談ください。

今年の夏は、「命に係わる危険な暑さ」と表現されるほどの猛暑が続いています。
皆さん決して無理をなさらないでくださいね。

講習会の後は「イキイキ百歳体操」のストレッチ
(今回は時間がないのでストレッチのみでした)

その後はいつもの『もぐもぐタイム』ですヾ(≧▽≦)ノ


最後に、8月健康だよりをご覧ください。

   

熱中症だけでなく食中毒にも気を付けましょう。

※8月14日の「イキイキ百歳体操」はお休みです。
次回は、8月21日となりますので、ご注意ください。

また、次回の「山分町健康づくり教室」は、9月4日午後1時30分より『四日市市生涯学習いきいき出前講座』の「薬の正しい使い方について」を予定しています。
薬についての正しい知識を身に付けるため、お誘いあわせの上ご来場ください。

※毎月第一火曜日の『山分町健康づくり教室』のみお菓子代として100円が必要となります。