これは、先に連合自治会ブログで紹介された「新しい介護予防・日常生活支援総合事業について」の記事に沿って要約したものです。

地域のつながりの再構築に向けた新たな動き

地域のつながりは、人々に安心感や充実感を与えるとともに、地域力の向上を通じて地域住民の生活の質を高めることが理解できます。しかし近年、地域のつながりが希薄化する中で、地域のつながりを持ちたくても持てない人が増えるとともに、地域力の低下により生活の質の向上に資する機能を十分に果たせない地域も増えている可能性があります。

地域のつながりの希薄化は、人々の意識や経済・社会環境の変化によってもたらされている部分が大きいと考えられ、この傾向の変化については短期的には期待することが難しいものです。

しかしながら地域のつながりについては、

 

  1. つながりを持ちたいが障壁により断念している人を支援する取組、
  2. 地域が果たしてきた機能を復活させる取組、
  3. 近年になって地域の果たす役割の必要性が新たに注目を浴びる取組

    などがなされており、既に地域のつながりの構築に成果をあげている所が増えてきました。

ソーシャル・ネットワーキング・サービスを活用した地域のつながり

情報やきっかけが得られないことも地域のつながりを阻む要因の一つであると考えられますが、近年その利用者が急速に増えているソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を利用することで、地域のつながりをサポートする動きが各地で見られます。

千葉県では、学生が中心になって地域住民を対象にパソコン教室を開講したり、市内のショッピングセンターや商店街の夏祭りの運営や支援を行なっています。

今まで地域でイベントがあっても参加しにくかった学生が、「知っている人が参加しているなら行ってみよう」という具合に、学生の地域活動への参加の垣根が下がっていきました。こうして地域活動を一緒に行うことで、学生に対する見方が変わり、学生の良さを知るに付け、地域とのつながりを作るきっかけとなっていきました。

このように、地域SNSは、地域活動に関心があるにもかかわらず、情報やきっかけが得られず参加できなかった人に対して、インターネット上で情報を提供することで、地域のつながりを構築するきっかけ作りになる可能性が大いにあります。

 

感想

SNSは若い世代が多く利用していますので、これからの地域づくりのきっかけになるものと期待されます。

詳しくは先に連合自治会ブログで紹介された「新しい介護予防・日常生活支援総合事業について」の記事をご覧になって戴きたいと思います。

 

八郷西自治会協議会長 久保田領一郎